<第88回>
息子との会話に時間が取れず、なんとなく「しかたがないじゃない」と思っていたころ、最大の敵は実家の母でした。子育ては、育てる側の環境が違うと、いろいろとすべきことも変わってきます。ですが、定番の「私の頃は・・・」節と「そんなことしたら」節が毎回、炸裂するので、電話に出るのが本当に嫌でした。実家の母というのは、なかなか厄介な存在なのです。とはいっても、2歳児の頃は、実家の母にも手伝ってもらっていたので、偉そうにはいえないのですが。まぁ、都合のいい時ばかりにあてにするのが、実家の母なのですよね。今は、その分介護でお返しができたらと、がんばっていますが、若いころは「母の言葉が面倒」でした。子育てには「これが正しい」と言えるのは、病気対応のように万人に共通していることだけだと思います。参考にはなるけれど、必ず、自分の家用にカスタマイズしないと子育ては上手くできないし、成功例を真似して失敗すると心が折れるし・・・意見を聞きながらも、自分たちで意見を出して、家族で子育てをするしかないのですよね。合議制でありたいですが・・・ママまかせが現実かな。