万全を尽くして前に進む「転機の人」は、鋭敏なアンテナを持ちあわせています。
他者には気づかないような「ほつれ」にも気づきます。心配過ぎて、手をかけすぎることも。
それでも不安でいることよりも、安全であることを選びます。だから、効率など気にはなりません。
このひたむきさが、他人への強い怒りや許しがたい感情に転移するのです。
自分ならば、ここまでは万全にするのに・・・。という想いです。そして怒りです。
これは偏りのある人間の感情で危険です。
人を許す、いいえ、気にしない、かかわらないことを選ぶしかないのです。「かかわる」とはすべてのことではないのですから。