1歳と3歳のお子さんを育てながら、enherb(株式会社コネクト)で正社員として働く、荻原絵里さんにインタビューしました。
晩御飯は品数が少なくてもよいから、スキンシップを大事に
hana:絵里さんの表情から、想いが伝わってきます。ところで、保育園はすんなり、入れましたか?
絵里さん:やっぱり、最初は無認可でした。そうしたら、1ヵ月ぐらいで、役所から認可保育園に入れるという連絡がきて、移りました。
hana:運がいいですね。働く女神に守られていますね。
絵里さん:そうかもしれません。うちの子たち、二人とも、ほとんど保育園をお休みや早退していないんです。1歳の子は0回、3歳の子は1、2回です。これって、結構、すごいことだと思っています。
hana:そうですね。元気に、育っていますね。
絵里さん:決めているんです。今は、子供の元気が一番。子供が元気なら、晩御飯の品数が少なくても、一緒に食事をして、スキンシップをいっぱいとることが一番だって。
hana:まっすぐな心の決め方ですね。絵里さん、素敵です!
夕飯の品数よりも、夕飯前に子供たちを抱きしめる。ハードルの高さは自分で決める
hana:女性の活躍推進って、一歩間違うとハードルをあげてしまうだけなんですよ。仕事も子育ても、手抜きなく、愛情いっぱい、成果を目に見える形にしなくてはならないって思い込んでいるママが多いのです。会社や社会の期待に応えられないからって。
絵里さん:そうなんです!おかずの品数をいっぱいならべて、バランスのよい食事を手づくりでつくろう、なんて思っていると、疲れ切ってしまいます。パーフェクトなママになろうとして、疲れ果ててしまって、仕事を辞める人がいっぱいいます。仕事とのバランスがとれなくなってしまうんですよね。自分でハードルを上げてしまうので。もちろん、食事の栄養バランスは考えて、つくっていますが。子育て雑誌に出てくるような手のかかったメニューはできません。
hana:でも、いつ、食事のメニューなんて考える時間があるの?
絵里さん:夜、子供たちを寝かしつけてからです。子供たちといっぱいスキンシップしながら、肌で感じた「子供たちの体調」を考えて、献立を決めて、夜のうちに準備をしておきます。そうじゃないと、子供たちを夕飯前に抱きしめる時間が少なくなってしまうので。ハーブティーを飲む時間が、その切り替え時間の合図なんです。
hana:なるほど。確かにそうですよね。子供たちはママにいっぱい抱きしめてもらうのが一番の幸せですから。
周囲に甘えない、ネゴシエーションは十分に
絵里さん:はい。子供の体調がおかしいときには、朝早くから診察してくれる病院に直行します。それで問題なければ保育園に。基本は主人と二人でなんとかしています。どうしようもないときには、両親に協力してもらっています。できるだけ、夫婦でなんとかします。前日のお迎えで様子がおかしいことに気づいたら、すぐに会社に連絡を入れて、まわりの協力を得られるようにしています。
hana:事前の周囲への根回しは大事ですよね。
絵里さん:保育園にお迎えに行くと、「今日も元気だぁ。明日は何事もない」と安堵した気持ちになるんです。
2年後も、まずはやってみよう。ダメなら考えてみよう
hana:お迎えに行って、走ってくる子供たちを抱きしめる瞬間は最高のしあわせですからね。ところで、今は現場の専門職ですが、これからどのようにお仕事を続けたいですか?
絵里さん:そうですね。私は、現場が好きなので、このまま現場で仕事を続けたいと思っています。ただ、あと2年すると短時間勤務が終わります。いろいろなことを考えるタイミングかもしれませんね。それでも、「やってみよう。ダメなら考えてみよう」という考え方は変わりません。
hana:ポジティブという言葉では言い表せないほど、お子さんと共に前向きに進んでいらっしゃいますね。それもハーブティーのセルフケアで心とからだがメンテナンスされているからでしょう。荻原さん、素敵なお話をお聞かせくださいまして、ありがとうございました。
フルーティーで甘酸っぱいラズベリー風味のハーブティーをいただきながら、絵里さんのイキイキと輝く笑顔を拝見できました。子育てママが働くには、覚悟がいります。ですが、その覚悟は、重たいものではなく、自分の心を軽くして、判断を鈍らせない「心のルール」をもつことではないでしょうか。ゆらぎのない毎日を健やかに過ごしましょう。
<取材協力>
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カメラマン 田中敦巳