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切迫流産を上司のサポートで乗り越えて

4歳(長男)と2歳(長女)のお子さんを育てながら、セイコーウオッチ株式会社で法人向けの営業職として働く、田村阿佐美さん(32歳)にインタビュー。第一子の出産では、切迫流産の危機に見舞われましたが、上司のサポートのおかげで乗り越えることができたそうです。そして、職場復帰2カ月で第二子妊娠。「辞めたくない」という思いをどのように今日につなげたのか、そして営業職で活躍するための「心の決め方」を、田村さんにお聞かせいただきました。

職場復帰2カ月で第二子妊娠

hana:田村さん、素敵な上司の方に巡り合えてよかったですね。
田村さん:はい、切迫流産になりかけたこともあり、妊娠中から時短勤務、休んでいた時期もあります。申し訳ない気持ちでいっぱいでした。上司や同僚が、お客様フォローをしてくださり、本当に感謝しています。
hana:本当に感謝ですよね。実は私も7カ月目に大量出血してしまい、翌朝5時までに出血が止まらない場合には・・・・という経験をしました。無事に元気に生まれましたが。第二子のときは、順調でしたか?
田村さん:それが第1子出産から11カ月後に職場復帰したのですが、2カ月後に妊娠したんです。会社に言いづらくて・・・。しかも最初の子で切迫流産になりかけたこともあり、職場復帰から半年ぐらいで産休に入りました。

会社が見守ってくれている

hana:そうですか、このあたりが仕事を辞めようと思うときですよね。
田村さん:はい、でも、私の会社には、職場復帰している先輩女性が多く、先輩の活躍が励みになりました。「辞めたくない」という思いを会社が見守ってくれたんです。
hana:素敵な会社ですね。職場復帰の制度があっても、「見守ってくれている」と感じるような会社風土はなかなか無いと思います。
田村さん:はい、「見守ってくれている」ということは、私を必要だと思ってくれていると感じました。ですから、仕事を続けることに躊躇はありませんでした。先輩の姿を追えるということも、毎日、毎日の刺激でもあり、励みにもなります。

子育てママでも営業職ができる社会へ

hana:いいなぁ。田村さんの凛とした表情は「見守られている自信」のせいなのですね。
それに営業職としての充実感も伝わってきます。営業職の職場復帰は、突発休が多いママには任せられない、という会社がまだまだ多いようですが。
田村さん:確かに最初は、反響がありました。法人営業であることもあり、相手の会社様にも同じように職場復帰の社員さんがいらっしゃいますから、打ち合わせに伺っていても、「そろそろ時間じゃないの?」とお客様から声をかけてくださることもあります。少しずつですが、子育て女性が働きやすい環境が整いつつあると感じます。

サポート制度とモバイル活用の仕組み

hana:そうですか。企業間のビジネスだとそういう傾向になりつつあるでしょうね。ですが、それでも手配や企画などの場面では、時間制限のあることも多いのではないでしょうか?時間に追われて忙しいのでは?
田村さん:それはありますね。それでも、ipadを会社から支給されているので、外出時にも手配や連絡などが可能です。会社にいないと何もできないとなると、かなりハードになるでしょうが。会社が制度だけではなく、仕事の中身にまで「働きやすい」仕組みをつくってくれています。助かります。
hana : 本当ですね。見守るサポート+ビジネスインフラのサポート、ということですね。
田村さん:営業の仕事は自分である程度スケジュールを決められますから、子育てママにとって一番大きな課題である「時間のやりくり」ができるんです。これは、子育てママにとっては大きなメリットです。

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マミーズペーパー編集部所属のライターです。

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