実家に行ってきました。お彼岸の入り?ですから。82歳の母は少しずつ機能回復センターに行くことを楽しみはじめてくれました。うれしいです。ほっとします。
夜、一緒にテレビを見ていると桂歌丸師匠の高座を聴ける番組がありました。矍鑠とした語り口もさることながら、美しい言葉をお使いになります。たとえば「食べれる」は×、「食べられる」○という話がありましたが、そのとおりです。「れる・られる」をちゃんと使えない人が多いですから。同じ言葉のように聞こえても、ただし組成の言葉は、それだけで意味合いを正しく伝えています。
いいな、日本語。と思いながら、母と高座に聞き入りました。もう一つ、歌丸師匠がおっしゃることに、「噺を若手に教えることはできるが、間は教えることができない」と。これまた、そのとおりです。「間」は難しいものですが、人の心を動かす美しい静寂の鼓動でもあります。
う・・・ん、今日は文学的です。札幌センターは、これから多くのスキルアップに挑んでいきますが、この「間」はなかなか指導しづらいことであるのは言うまでもありません。
ですが、少しでも身につけてもらえたら、うれしいですね。明日は天国の父に「おはぎ」を届けてきます。