【連載】＜ママから起業へのストーリー28＞

起業家ストーリー

【連載】＜ママから起業へのストーリー28＞

2017/04/23

＜第28回＞専務から指示された仕事は新システムを使いながら業務の仕組みをつくり変える仕事。何から手をつけたらよいのかはわかりませんでしたが、会議で上司がイメージしていることをとにかくメモしました。何度も繰り返し言っていることは、重要キーワードとして☆印をつけました。会議の途中で口をはさむ勇気はありません。とのかく、聞くだけ。それでも、イメージは形にできる気がしていました。ただ、どのタイミングで口に出すことが空気を読んでいると言えるのかがわかりませんでした。何年か前に場違いなピンク薔薇柄のスーツを着て行ってしまった経験があるほど、どこかズレている自分を思い出し、「ここの出方は要注意。出来すぎは禁物」と言い聞かせていました。不思議なほど、攻めながらも、引いている状態でした。ストレスは少しずつ心を蝕みはじめていました。