Mammy's paper(マミーズペーパー)の「記事」

<第31回>不合理なことは職場ではあたりまえのように発生します。その「不合理」にどう折り合いをつけるのか、私にはなかなかできませんでした。1年近く、悩みながらも指示された仕事をやり抜けました。ですが、その間、何を誰に管理されているのかがわからず、中間報告さえ提出していませんでした。確かにシステム構築を進めるだけのことなので、終わりに向かっていることだけは誰でも把握でいる状態ではありました。ですが、叱咤激励もなければ、黙々と課せられた仕事を達成していくのは、孤独でした。仕事の孤独感を埋めるものは家族にも、友人にもありません。職場の孤独は職場で解消するしかありません。私には、その方法がわかりませんでした。「おはようございます」「このデータの確認をお願いします」以外は、人と口をきいたことがないような毎日でした。心の破壊は時間の問題の状況でした。時限爆弾はその瞬間に向かってカウントはじめていました。

hana
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マミーズペーパー編集部所属のライターです。

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