Mammy's paper(マミーズペーパー)の「記事」

<第72回>
どこか、他の子と比べてずれていたり、不足していることがあるのではないか?という感じが子育てに付きまといました。外で働くということは、そのリスクとも向き合うことでもあります。リスクを軽減するためには、子どもと話をするしかありません。観察をすることです。ですが、その当時の私は、「〇〇君よりも劣っていないだろうか?」という見方しかできていませんでした。モノ事を理解する力にちょっとだけ癖があったり、頑なだったりすることに気づいていませんでした。単に、「面倒がっているだけだ、やればできるはず」だと思い込んでいました。このことは、中学校に入ってからも驚かされることになるのでした。働くママにとって、子どもを観察するということは、「観察する」と決めてやらないと見過ごしてしまいます。以前よりも家で仕事をする時間が多くなったとはいえ、はじめての在宅ワーカーという仕事に戸惑いもあり、子どもを見つめる余裕がありませんでした。さらに言うならば、私の子育てはいつも結局、彼を見失っていました。

hana
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マミーズペーパー編集部所属のライターです。

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