Mammy's paper(マミーズペーパー)の「記事」

<第74回>
仕事から戻って家事をしはじめると、子どもと話す時間はなかなか作れません。というよりも、時間をつくる必要性を感じていないのかもしれません。目で子どもの姿を追うことができている状況が、母親にとっては「良い時間」になってしまうのでしょう。目で追うことと、目を合わせて話をすることの違いに、その時の私は気づいていませんでした。いつも、手は他のことをしながら、返事だけを「そうだね」「よかったね」と返しています。息子は、物足りなかったにちがいありません。その結果、いつでも、一言口には出すものの、自分で考えて、自分で決めてしまうことを繰り返していたのでしょう。親からのヒントをもらい、自分の考えを広めていく、という経験をさせることができなかったように思います。「~をしなさい」と子どもに命令するのと、ヒントを与えるのでは、子どもの思考習慣は大きく違ってきます。働くママさんは、子育ての勉強も積極的にする必要がありますね。

hana
hana
マミーズペーパー編集部所属のライターです。

コメント

コメントをするには、マミペパ会員登録する必要があります。