<第133回>
二人目の子どもを産むタイミングはとても難しいですね。私の時代は、二人目を生む時こそ、仕事を辞めるとき。という考え方が暗黙の了解として、会社との間にあったようにも思います。大きな組織は別でしょうが、中小企業はそんなもの。その現実は今も変わらないかもしれません。何度も悩みました。何を自分はしたいのか?そのためには今、どう過ごすことがよいのか?二人目を育てながら働くためにはどんな準備や環境整備が必要なのか?私には答えがでませんでした。つまり、今の自分には二人目の子どもを育てる準備が整っていないと気づきました。ならば、その準備を整える努力をするのか、どうなのか?一人で考えこんでいました。本当が家族の問題なのに、一人で考え込んでいました。出産するのは自分だ、という現実だけを決め手にして、人生の選択として、「生まない」を選んだように思います。仕事も、子育ても、すべて人生の一部であり、家族とっ共有すべき課題です。日々の中で、その相談をできるような環境を整えておくことが、どのような選択をしたとしても大事だと思います。未来に後悔を残さないために。