「あの人って、ああいう人だから、面倒だし、手伝う義理もないけれど、とにかくうるさいから、やってあげれば」という言い方は、相手を悪い人にしてしまっています。私たちは、「面倒」「まぁ、いいんじゃない」という曖昧な言葉の中で、時として「わがままな人」というような悪いレッテルを相手に張り付けてしまうことにためらいをもたなくなってしまいます。相手を悪い人にしないことは、子どもたちに見せる姿としても大事なことです。「手伝ってあげることはよいけれど、どうし、そういうことになったのかをちゃんと聞かえてもらって、気持ちよく手伝ってあげよう」という心持がいいですね。