「なんだか疲れる」という日が何日も続きました。
あまりにも長い疲労感だったので、
良好な体調を忘れてしまうほどでした。包丁を握るのもダルいし、駅の階段を昇るのも疲れるし・・・・。全身がダルイ・・・。ある日、気がついたら、心もカサカサしはじめていました。毎日、誰よりも早く会社に出て、定時退社。家に帰っても頭が仕事漬けになっていて、ゆっくりと眠れない毎日が続く。既に鬱の入り口でした。ご飯を食べていても、何を食べているのか、いつ食べたのかを自覚できないようになりました。ついに1週間の休暇をとるようにとドクターからアドバイスが。眠り続けました。ひたすら眠り続けながら、涙がこぼれていました。張り詰めてきた心がパリっと音を立てて、割れていました。もう、今日は動けない。暗闇の中に突き落とされた気分。立ち上がる気力がわかないほど、身体も悲鳴をあげていました。