Mammy's paper(マミーズペーパー)の「記事」

今思うと、狭いスペースでひたすら仕事に没頭していたので、家族も協力してくれました。
今だからいえることですが、はじめて法務省で研修登壇したときには、つくったシナリオを丸暗記して、何度も部屋で練習していました。
緊張していましたからね。あとにも先にも、これ一回しか、練習なんてしたことはありません。
ですが、一人で稼ぐということの厳しさを、私も家族も共有した「事件」だと思います。
きっと、息子は覚えてもいないでしょうが。主人はよく覚えていると思います。
その「事件」をきっかけにして私の仕事は大きな波にのまれるように突き進んでいきました。
原稿納品が遅れてしまい督促の電話が鳴ると主人に謝ってもらったくらいです。
「〇〇さんが、今は寝ては困るって言っていたよ」と言っていました。
仕事は驚くほど依頼がありましたが、今思い出しても、ひたすらに忙しかったことしか覚えていません。
そして、それから1年後、大きな事務所型の自宅に転居することに。人生はくるくると動きます。

hana
hana
マミーズペーパー編集部所属のライターです。

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