「正直すぎる、要領の悪い人って、結構いるものだよ」と心のどこかで笑ってはいませんか?
「正直者が馬鹿をみない方法を心得る」というのは、正直に行動すべき場面を弁える、ということです。さらに根本が「正直」であることです。物事の捉え方、自分の行動の根本に「人を蹴落とす」という発想が無い人です。正直であるかどうかの分岐点は、「誰かと比べた時に、その人に負けたくない」「他の人なんて、どうなっても構わない」と考える瞬間にあります。他者と比べることでしか、自分の価値観がもてない、ということが不誠実さを生みだします。たとえ誰かを「あの人は要領が悪いね」と思うことがあっても、「あの人を蹴散らせばいい、犠牲にすれば自分が上になる」という考え方をしないことです。