Mammy's paper(マミーズペーパー)の「記事」

「“女性がキラキラ輝いて働ける環境を提供する”これが我が社の理念です。」
そう語るのは、3児の父親である、大重雄進さん。

「キラキラしている女性がそばにいたら、男性も嬉しいでしょう?男性をイキイキさせる前に、まずは女性をキラキラさせたい。そうすれば日本社会全体が元気になっていく。」
大重さんは満面の笑顔で語ります。

今回、マミーズペーパー編集部では、合同会社スマートルーチェで代表を務める、大重雄進さんにインタビューを行いました。
“働きたいママを応援する”事業の内容とは?
“女性を輝かせたい”大重さんの目標とは?
大重さんの具体的な活動内容と同時に、父親としての一面もお伝えいたします。

□プロフィール□
大重雄進  合同会社スマートルーチェ 代表
岡山県出身。神戸大学卒業後上京。大学で専攻したグラフィックデザインの技術を認められ、知人の紹介で東京の製作会社へ就職。デザイナーとしての腕を磨いた後は、独立しフリーランスとして活動。2013年12月25日に合同会社スマートルーチェ創業。“女性がキラキラ輝いて働ける環境を提供する”を理念に、その達成に向けて情熱を注いでいる。
小学5年生と小学1年生の息子、8ヶ月の娘を持つ3児の父親でもある。

従業員とその家族を守れる経営者になりたい。

――本日はよろしくお願いいたします。
大重さんは、“働きたいママを応援する”事業を行っているとのことですが、具体的にはどのような活動を行っているのでしょうか?

大重(以下敬称略):
私は、デザイン会社を経営しております。所属しているデザイナーが全員女性という特徴があり、案件ベースでお仕事をお願いし、かつ在宅でお仕事ができる仕組みになっていることから、多くのママさんデザイナーに活躍してもらっています。
現在は約20名の女性デザイナーに登録をしていただいていますが、これからはより多くのデザイナーにお仕事がお願いできるような仕組みを作っていこうと思っています。

――なるほど!在宅であればママさんも働きやすいですね。しかし、どうしてそのような事業を始められたのですか?

大重:
大きな理由としては、スマートルーチェの理念が「女性がキラキラ輝いて働ける環境を提供する」というものだからです。これは、2013年の創業時に自分で考えて決めました。
そして私が、“女性がキラキラ働く”ために貢献できることといえば、“デザイン”の仕事を持ってきて、それを女性デザイナーにお任せすることだったのです。

これまでの経緯を話す上で、少しだけ私の昔話に付き合ってもらえますか?

――はい、喜んで!

大重:
私は、大学ではグラフィックデザインを専攻し、卒業後は制作会社へ入社をしました。会社勤務のデザイナーとして実績を積んだ後は、フリーのデザイナーとして独立し、自分の能力が活かせる環境で働いてきました。
独立後は、経営者の朝活などに積極的に参加し、前向きな仲間もたくさん作りました。
そんなある日、「なぜきみは、パワーがあるのに会社をやらないんだ?」と大先輩の経営者に怒られたのです。突然のことで私はとても驚きました。
先輩経営者はこう言いました。「会社をやるということは、従業員のために“固定でお給料を払う”ということ。つまり、その“従業員の家族を守っている”ということでもあるんだ」
その時、私は自分の心が沸き立つのを感じました。
「きみが本当にやりたいのはそういうことじゃないのか?」
そう言われた時に自然と思いました。「その通りだ」と。会社をやる理由が見つかった瞬間でした。そして「人のためになる経営者になろう」と決め、2013年の創業に至ります。

ただ、初めのビジネスモデルは“携帯のアクセサリーショップ”を出店するというもので、これは大失敗に終わりました。会社として赤字であったことは言うまでもなく、女性をキラキラさせることが全く出来ていませんでした。
振り出しに戻った時、「自分にできることはなんだろう?」と考え、今でも安定的にデザインの仕事が入ってきていて、それでなんとか食べていた自分にハッと気がついたのです。
そして、私は自宅でデザインの仕事をしていたので、“デザインは家でできる仕事だ”ということも知っていたのです。
「これだ!」と閃きました。自分がデザインの仕事案件を持ってきて、それを女性デザイナーさんにお願いする、というビジネスモデルが展開できれば、育児中のママさんデザイナーにもお仕事が提供できるな!と思い、嬉しくなりました。理念である“女性がキラキラ働く環境を提供する”ことに一歩近づけると確信したのです。
こうして、デザイン会社であるスマートルーチェが誕生しました。

女性のプロデュース会社”を目指して

――紆余曲折を経て、今の事業に辿り着いたのですね。
大重:
はい、ただし私の目標は今の事業にとどまりません。先にも述べたように、スマートルーチェの理念は“女性がキラキラ輝いて働ける環境を提供する”ことです。
つまり本来デザイン会社ではないのです。たまたま自分がデザインの仕事が得意だったので、スマートルーチェの第一歩の事業としてやっている、ということですね。デザイン会社では、ある程度経験を積んだデザイナーしか採用できない、という壁がありますから、理念の達成にはまだ遠いと思っています。
今後はもっと間口を広げて、他の事業とも提携をし、“女性のプロデュース会社”という位置付けでやっていきたいと思っています。
かつ、デザインの仕事も定期的に多くのデザイナーさんへまわしていきたいという気持ちもあります。そのために今、自然とデザインの仕事案件が入ってくるようなアプリを開発しています。これが上手く活用できれば、定期的に多くの仕事が入ってくることになり、より多くの女性デザイナーに活躍してもらえると思います。
正直、今やりたいことはたくさんあり、どれも思うとおりに進んでおらずもどかしいのですが、とにかく前進する日々を送っています!

(続きは11月24日に公開します。今しばらくお待ちください!)

撮影協力

ガレージパーク
TEL;050-5590-3182
住所 〒150-0001 東京都渋谷区神宮前6丁目15-13古屋ビル3階URL https://tabelog.com/tokyo/A1306/A130601/13158013/

ノマドワーカーさんにおすすめのカフェです。全席Wifi完備なのでネット環境も整っています!ドリンクバーもあるので、落ち着いてお仕事ができます。お仕事以外でもたこやき120分無制限食べ放題といったパーティ向けのメニューもありますので、一般の方々もぜひお越しください。

EndoAzusa
EndoAzusa
マミーズペーパー編集部所属のライターです。 日本の歴史と文化、自然をこよなく愛する。将来は地方で教育環境を作るのが夢。 昔から文章を書くのが大好きで、現在はライターとしてインタビュー記事やイベント開催報告記事を書くことが多い。

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