和食店のランチ時間勤務
お魚料理がとても美味しい和食店でパート勤務。ランチ時間だけのホール接客で1日4時間、週4日勤務をすることになった橋本香奈枝さん34歳。4人のママさんとおばあちゃんたちの協力で共同保育を実現しました。勤務開始から2週間、ハーブティーをいただきながら、8年ぶりに「働く」を経験した香奈枝さんにインタビューしました。
Hana:いかがですか?仕事には慣れましたか?
橋本さん:まぁ、なんとなく。もともと百貨店の食料品売り場に勤務していたので、忙しいのは平気ですし、女性の職場であることにも慣れました。ちょっと疲れましたが。
グサリ!化粧はしてください
Hana:そうですか。疲れたということは、何かありました?
橋本さん:そりゃありますよ。まぁ、私が甘かっただけなんですが。まぁ・・・・。
Hana:まぁ、ということは心砕けるほどではないが、グサリと来ることがあった、という感じでしょうか?(はい)そうですか。教えていただいてもいいですか?そのグサリを。
橋本さん:グサリという表現がぴったりなんです。勤務初日、制服に着替えて朝礼に出たんです。○○さんという25歳の女性が店舗インストラクターなのですが、朝礼が終わったら、3分ほど話がしたいって。にこやかに、やさしく言われたんです。とても感じがいい人で、若い割には、周りの人から信頼されてる感が半端じゃない感じでした。(沈黙)
Hana:それで、なんて言われたんですか?その半端ない女子に。
橋本さん:化粧はちゃんとしてくださいって。言われたんです。笑顔で、とてもやさしく。ただ、最後の一言が「ママさんってパートだと思って身だしなみの手を抜く人が多いんです。橋本さんは一度、申し上げれば、ご理解いただけると思いますが」って。
強い!正しすぎる25歳のインストラクター
Hana :なるほど、結構、言いますね。しかも敬語遣いも満点だし・・・。
橋本さん:正直なところ、その言葉どおりのことを思っていたんです。だから、ファンデーションを塗って、アイブロウで眉に色を入れただけ。だって、朝は忙しいし、飲食店だし、お店の中は窓が少ないし・・・・いいわけですが。
Hana:それで、どうしたんですか?お化粧したんですか?どこまで?
橋本さん:薄めにブラウンのアイシャドウを塗って、チークもほんわりやわらかめに。でも、また、次の日にいわれたんです。「ご理解くださって、ありがとうございます。橋本さん、できればリップも塗っていただけますか。唇に色が無いと家庭生活の疲れみたいな感じがしてしまうので。ランチをめしがあるこの付近のサラリーマンの方々は、ランチで元気になって、帰り際や宴会でまたお寄りくださるんです。健康的な感じがとても大切なんです」って。本当に、この子の言うことは正しい、でも正しすぎる!っていう感じで、悲鳴が出そうになりました。
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手強い!25歳店舗インストラクターからの痛烈な一言②