<第192回>
冷静になること、冷静になれることの必要性は、仕事の中ではキャリアが長くなればなるほど、求められることです。この冷静さが、現場管理者になるためのポイントの1つでもあります。その一方で、熱さも必要。37,8歳のころまでは、「熱」が無くても、冷めていました。そのことが、「覚めている」ことになると思い込んでいました。ですが、長く働くということはそうではないと悟ります。「覚めている」とは、潜在的な能力が覚醒しはじめているということです。大事なのは、「自分は冴えている」と思える状態に常にできることです。この能力が、ビジネスの強さになります。「冴える」「覚める」はクールなことではなく、無限に続くアイデアを見出すことができるということです。職種によって異なるものではありません。どのような仕事にもありうることです。私の「覚める」は、39歳に到来しました。その結果、広く自由なフィールドが欲しくなり、独立したのです。