起業をする人には、神風はついています。起業できるだけの気運や追い風がありますから。
ですが、体調が落ち込んでいくときには、誰も何も感じません。悪いことは「このペースなら、なんとかなるさ」と思いたがるのです。
私も、何も考えず、何も感じず、大粒の雨にも、「あら?降っているの?」程度にしか感じませんでした。
ゲリラ豪雨ですら、空の色が変わったりして、「あれ?」と気づくのに、あの当時の私は「雨に濡れたら、洋服を買いかえればいい」くらいにしか思っていませんでした。
この風に気づかない心持が、次第に厄介な思い込みになっていきます。大きな転機はすぐそこにまで迫っていました。