Mammy's paper(マミーズペーパー)の「記事」

 会社に勤めていたころ、後輩に驚かされたことがあります。
上司と立ち話状態で、早急の対応策を話していた時のこと。後輩が腕組をして、「うん、う・・・ん。」という相槌を繰り返していたのです。
腕組みをすると、どういうわけか身体の重心が左右のどちらかに傾きます。なんとなく首をかしげながら話を聴いているようにみえます。
立ち話会議が終わった後、「〇〇さんの腕組み、あれは癖なんだろうが、部長が不愉快だ、って言っていたぞ。常識がないって」と上司がボソッと。
「男女の差別をする気はないけれど、俺はね。それでも、気分はよくないよな。偉そうに見えるよ。出産から職場復帰した頃からだよな。あんな感じになったのは」とも。「働くことに責任感が出たのだと思いますよ。よく頑張っていますから」とフォローをした私。
本当は私も上司と同じことを感じていました。なんというか、ふてぶてしい動作や仕草が急激に増えたなぁ、と。出産が理由ではないと思いました。
きっと、仕事と家庭を両立することに一生懸命になっているうちに、周りの自分を見る目に気づかなくなっただけなのでしょう。ある意味では理解できます。
自分を中心にして物事を考えてしまう癖。それは「だって、時間がないんだもの」ということなのかもしれません。
職場にいるということは、見られている、ということを意識しないわけにはいきませんよね。

hana
hana
マミーズペーパー編集部所属のライターです。

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