Mammy's paper(マミーズペーパー)の「記事」

生命保険営業職へと転身し、水を得た魚のようにイキイキと働く高橋さん。しかし、入社までの道のりは平坦ではありませんでした。社会の理不尽さを肌で感じ、仕事と子育てを両立できない自分に絶望。働きたい気持ちを押さえて7年間専業主婦を続けました。下のお子さんが小学校へ入学したタイミングで、旦那さまを説得し、ついに今の会社への入社を果たしますが、その後も大きな壁が高橋さんを待ち構えていたのです…。

 

 

□プロフィール□

 

高橋百合子  生命保険会社営業職

7年間の専業主婦を経て、生命保険会社へ入社。もうじき丸3年を迎える。小学6年生の娘さん、小学4年生の息子さんを育てるママさんキャリアウーマン。ちょうど1年前に離婚を経験し、今はシングルマザーとして仕事と子育てを両立している。

 

人生の岐路に立った時、背中を押してくれたのは子どもだった。

高橋:

しかし、晴れて今の会社へ入社したのは良いものの、実際に集中して働ける期間は半年で終わってしまったんです。

 

――そうなんですか!何があったのでしょうか。

 

高橋:

子どもたちが「パパじゃ嫌だ」って言い出しちゃったんです。やはり不器用な男性では子どもの心のケアが十分ではなかったようなのです。子どもにそう言われたら仕方ないですよね。そこで私が17時に仕事を終わらせるようにして、主人がフルタイムで働くという体制に戻すこととなり、仕事に集中できない状態のまま新人期間を過ごすことになりました。

そのため、2年間仕事に全力を注ぐことができず、成績低迷する時期が続きました。そして、家に帰れば部屋は散らかっていて、仕事と家事の両立できていない自分に自己嫌悪。成績がでていない自分に自己嫌悪。

どん底に追い詰められた私は「このまま続けていけるだろうか」と本気で悩みました。岐路に立った時、私は子どもに相談したんです。「ママ、今のお仕事やめようと思う」と。

すると、息子が言ったんです。「ママ、ここまでがんばってきたじゃん!今までがんばってきたのは何になるの?」

小4の息子にそう言われた時、私はハッとしました。そう簡単に諦めてはいけない。私の背中を見て、ついてきてくれる子どもたちのためにも、今ここで私が負けてはいけないと。そうして、もう一度頑張ろうと自分を奮い立たせるができました。

 

――感動的ですね。家族が力になるというのは正にこういうことですね。大事な場面でお子さんに相談する高橋さんの決断もすごいと思います。

 

高橋:

実は、子どもとは全て共有するように心がけているんです。ちょうど1年前に主人と離婚をしたのですが、その際も全てオープンに相談し、これからの進むべき道について一緒に考えてもらいました。

 

子どもは共に船を漕ぐクルー。

――そうなんですね。なんというか、“親と子ども”という関係ではなく、共に生きるパートナーという感じなのでしょうか。

 

高橋:

正にその通りです。私は子どものことを「共に船を漕ぐクルー」だと思っていて、実際にそうやって子どもにも説明しています

「私たちは、宝島を目指して船出をしたばかり。初めは波に戻されてしまう大変な時期だから、君たちクルーも一緒に漕いでね」と言って、お風呂掃除や洗濯物たたみは子どもたちの分担制でお手伝いをしてもらっています。子どもたちにもクルーの自覚がきちんとあるので、嫌がらずに取り組んでくれていますね。

 

――とても賢いお子さんですね。

 

高橋:

2人とも小学生ながら頼もしくなったなと思います。環境が人を育てるんですよね。世間から見たら、可哀想な子なのかもしれません。でも強い子に育ちました。私が仕事を辞めそうになったときに私の背中を押してくれました。

両立って本当に大変なことだと思います。だからこそ、子どもも巻き込んでいきながら、共に歩んでいくことが大事なんだと気付かされました。

 

――一一度失敗した「仕事と子育ての両立」に向き合い、高橋さんらしい理想の形を見つけられたのですね。

 

 

自分と向き合い、自分を救うことで見えた新しい世界。

高橋:

ありがとうございます。

その後、子どもに背中を押してもらい、この仕事で絶対に成功すると覚悟を決めた私は、これまで避けていた自分の本質と向き合うことにしたのです。

というのも、成績が思うように上がらなかった時に、色々な人へ相談をしにいったことがあるのですが、みんな口をそろえて言うんですね。「マインドが原因です」と。

マインド、つまり自分の心に何かしらのストッパーが働いているということです。このストッパーを外さなければ営業の成績を上げることができないと確信した私は、「敏感すぎるあなたが7日間で自己肯定感をあげる方法」という本を読み、その内容を2日間とことん実践して、内観をしました。

私は幼い頃、嫁姑問題の間に挟まってしまい、実の母から褒めたり認めてもらうことができませんでした。そのため低い自己肯定感をずっと抱えていたんですね。そのため、低い自己肯定感というサイドブレーキを引きながら、必死で認められようと私はアクセルをベタ踏みして

エンジンをふかし続けて生きてきたんですね。その自分ととことん向き合って、やっと心に深く刻まれていた古傷の存在に気がつくことができました。そして、たくさん泣いて、やっと私を覆っていたカプセルを取り心の中に取り残されていた、幼い私を救い出すことができたのです。

 

――皆、幼いころの傷があり、無意識に蓋をしているという話はよく聞きます。その蓋が取れて傷が癒えた高橋さんは、きっとこれからどんどんポジティブな道を歩まれることでしょうね。

 

高橋:

はい、やっと自分自身を俯瞰して見えるようになりました。すると同じように悩んでいる人の支えになってあげたいという気持ちが膨らんできたんです。私のように、結婚して子どもを産んでからでも、人生はいつからでも良くできる。こうしてハードルをいっぱい乗り越えてきた私もいる、いつからでもチャレンジできるよ。ということを多くの女性に伝えたいと思っています。

 

もっと活躍したい。子どものためにも!

――高橋さんがとてもイキイキしている理由がわかった気がします。

それでは、最後に高橋さんのビジョンをお伺いできますでしょうか。まずは、仕事のビジョンをお願いします。

 

 

高橋:

はい、私は今の会社は一人の人生を変えてしまうすごい環境だと思っています。お客さまには嘘はつけませんし、全て見抜かれてしまいます。お客さまと真摯に向き合ってお客さまにぴったりの保険で安心をお届けするこの仕事は、保険という商品を売るのではなく、自分自身が商品なのです。本当に成長できる環境です。だからこそ会社に貢献していきたいという想いは強いです。

まずは、女性ならではの“丁寧に寄り添う”カラーをもっと打ち出し、私自身がもっと前に出ることで、保険業界で働く多くの女性の仲間をつくりだしていきたいです。私が活躍することによって、多くの女性を応援できると思っています。

そのためにも、より多くの方へ「安心の保険」をお届けしていきたいですね。まだまだ身の回りの方でアプローチできていない方もいるので、勇気を出して、大切な方全員に保険のお話をさせていただきたいと思っています。

 

――保険業界で働く女性が輝くモデルになっていただきたいです!

高橋:

もう一つ、事業承継士の資格を取得しようと思っています。冒頭にお伝えした、相続対策に対してより専門的にサポートしていくためです。事業承継士は、士業じゃないと取得できないのですが、FP(ファイナンシャルプランナー)でも取れる資格だと分かりましたので、まずはFPの資格を取ろうと、今、猛勉強中です!保険のお仕事をはじめて、私が一番、うれしいのは、「これだ!これが必要だ!」と気づくことができる瞬間です。このお仕事をしようと思ったときのドキドキした思いがいつまでも心の中にあります。私は、前に進んでいる、そう実感できます。

 

――今後のビジョンが明確ですね。聞いている私までしっかりイメージが湧いてきました!それでは、子育てのビジョンはいかがでしょうか。

 

高橋:

ここまで本当に子どもを振り回して、苦労をさせてしまいました。だからこそ、まずは経済的に自立をして、子どものやりたいことをやらせてあげたいと思っています。今は収入が不安定なので、子どもたちには習い事をお休みしてもらっているんです。その習い事も4月からは復活させてあげるつもりです。

勿論、仕事でもこれまで以上に成績が出るよう頑張るつもりです。ただ、私にとっては、まず家族の生活を守ることが第一です。この子達の生活を守らなくちゃいけない。そのためにも、出来る限りの努力をして、最善の道を歩んでいきたいと思っています。

 

――高橋さん、ありがとうございました!今後のご活躍、心より期待しております。

マミペパ編集部

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