Mammy's paper(マミーズペーパー)の「記事」

「空き巣被害を経験して感じたことは、とにかく怖い、悔しい、負けた、という気持ちになることです」そう語るのは、マミペパ編集長石川。実際に体験した「空き巣との闘い」を綴った記事です。空き巣の技は「名人芸」の域に達しているのだそうです。
空き巣防止は「プロ」との闘いだということですね。
さて、編集長はこれからどうするのか、楽しみにお読みください。

父が亡くなった直後に空き巣被害に

  父が亡くなり、独居になる母を施設に託してまもなくのことでした。家の裏手にある父の寝室の窓から空き巣に入られました。窓ガラスにはピッキングの跡が残っていました。テレビで見るような、あの丸い穴です。しかも1度ではなく、2度入られていると警察から言われ、さらにショック。
  しかも弟が実家に出入りしていたので、その時に遭遇していた可能性が高いとも言われました。鑑識の方の気遣いで、鑑識終了後に、ゲソコンや指紋の採取の跡がわからないように室内をきれいにしてくださいました。
  盗られたものは「わかりません」なのです。高齢者は必ず、現金を「隠しておく」場所があるそうですが、私たちには皆目見当がつきませんでした。
  おそらく仏壇の引き出しと薬箱のあたりかなとは思うのですが、当の母ですら記憶がない状態。こうして、高齢者住宅への空き巣は行われるのだと実感したところです。

表札に「空き家」マークが刻まれていた

  私たちが認識できる被害は、「窓」です。ですが、3度目に入られないために施す防犯策の費用は窓の修理費用よりも高額になりました。
  最初は、人が居る雰囲気を常に演出するために、タイマーで灯りをつける機材と監視モニターをつけました。ですが、既に実家の門にある表札には「ここは空き家」というマークが刻まれていました。泥棒間の情報共有だそうです。奴らはプロなのです!泣きたくなりました。実は、実家の周囲に本当に住んでいる人は10%程度しかいない、つまり照明を自動タイマーでしている家ばかりだということも知りました。ショック過ぎます。

次々にかかる防犯費用

  結局、警備会社に依頼することにしました。月額3万円弱です。大きな出費です。ご近所の「照明タイマー」を使っている方をお尋ねして、対策を教えていただくことにしました。

●火災保険で窓ガラスの入れ替え費用が補償?!

  その方も1年前に空き巣被害に。そのときに窓ガラスの入れ替え費用は保険から出たそうです。知らなかった!!もちろん、実家も保険には入っていました。でも家の建物管理契約をしている会社は何も教えてくれませんでした。被害の直後に来てもらったので、窓の修理に気を取られていたので、私が聞き流してしまったのかもしれません。

盗難防止用の費用も補償

その方の話だと、盗難に遭った後に防止策を講じるための費用も補償されるとか…。寝耳に水の話に驚くばかり。よ~く考えてみれば、窓やドア鍵を防犯機能の高いものに替えた方が、よかったかもしれないと思いました。だって、母がそこに住んでいるわけではないのですから。

父の一周忌に家族会議を開くことに

  いろいろな経験をして、あらためて高齢の親を持つ身としての覚悟が足りなかったと猛省しました。
  家族で父の1周忌に建物の補償について、話し合うことにしました。その前に、今加入している保険会社に「言いたいこと」もあります。補償の話は、高齢の親だけではなく、私たちにも意見を求めて欲しかったと。
  みなさん、補償の考え方を見直すことをおススメします!

hana
hana
マミーズペーパー編集部所属のライターです。

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