断捨離の達成度を高める『食もの・紙もの』
“布もの”の断捨離を決行できたら、もはやデトックスの山は登頂レベル!後は下山の際に、“食もの・紙もの”を見渡してみるのがおすすめのルート。
“食もの”とは具体的に食器類やキッチンツールのこと。お鍋やお皿は重量もあり、つい破損や不具合がなければ使用頻度が低くても溜め込んでしまいがち。
そんな時は一旦デトックス用ウェイティングリストを作ってみるのも◎。そんなに必要でもないけど捨てるのは勿体無いとか、使用しているけどもう気に入っていない等、処分に躊躇するものをリストアップ。一年後の春に決断する位にゆとりを持ってものと関わるのも断捨離のコツ。
脳内にリストが習慣的にチラつくようになれば、簡単に新しいものを購入することもなくなるし、常に自分らしい選択眼を手に入れられそう。
また“紙もの”とは書籍や書類のこと。特に書類は気づけばテーブルの上や冷蔵庫の扉一面にはびこる厄介者。
彼らのコントロールには決して面で置かない強い意志が必須。とにかく立てることによって床面積を最小限に抑えて。立てると忘れてしまう!という不安には必ず毎日チェックするドキュメントボックス等の工夫を。
出典:https://www.ikea.com/jp/ja/
まずマインドセットを整えるという方法
シンプルライフを理想に掲げて断捨離を試みるも挫折を繰り返す、なんていうのはよく聞く話。私もまさにその一人でした。そんな私が断捨離を成功できたのはマインドセットが入れ替わったから。‘もの’との付き合い方が根本から変化した時、気持ちよくデトックスができるように。捨てられないと心を悩ます時は美しい空間に住まう人に会いに行く、又はデトックスの達人の考えに触れてみることもおすすめ。片付けの前にシンプルマインドの潮流をサーフィンしてみては。
『人生がときめく片づけの魔法』
言わずと知れた近藤麻理恵氏のミリオンセラー。世界中に影響力を与えたとされる著者は片づけはマインドが9割と説き、リバウンドのないデトックスの魔法を国境を越えてかけ続けている。
『人生を変える断捨離』
流行語となった断捨離の提唱者やましたひでこ氏の著書。ヨガ哲学に着想を得た片づけメソッドは人生の目的を叶えることがゴール。
『フランス人は10着しか服をもたない』
衝撃的なタイトルでベストセラーに。典型的なカリフォルニアガールだった著者がソルボンヌ大学への留学を機にパリの貴族の邸宅で過ごした日々に体験した本当に満たされるための暮らし方。
在るべき様
誰だって環境が大切なのは分かっているけれど、日々の忙しさの中で片づけはつい後回しに。だって寝食さえ機能していれば毎日は回っていくから。]
けれど多くの片づけの達人が訴えるのはどうやら住まいと心の在り様の深いつながり。つまり住まいのデトックスなくしてはマインドに不要なものが溜まり続けるということ。いつまでも同じ歯車を回す人生を好転させたくばまずは断捨離を、なのです。
断捨離とは決して廃棄キャンペーンではなく、暮しの在るべき姿を考えること。その先にリニューアルされる新しいマインド風景を体験してしまうと定期的なデトックスはもはややらずにはいられなくなるので、ご注意を。