たかが手帳、されど手帳
不透明な空模様の中、2021年がスタートしました。コロナ禍を経験した私たちにとって、新しい時代の幕開けとも言える年になりそうです。数々の古き概念が崩れ去った今、新しい一年の舵取りは曖昧にはしたくないところ。
今年は多くの識者たちが風の時代の始まりと告げます。風の時代とは端的に言えば知識や体験といった目に見えないものの豊かさが重要視される時代だとか。時代の転換期を少しでも心地よく、発展的に過ごすには自分に纏わる情報をうまく編み込み、方向性を差し込む一人時間を作るのが必要不可欠。そんな時頼りになるのは、デイリーアイテム‘手帳’です。あなたはどんな風に手帳とつきあっていますか?
デジタルとペーパーの間にあるもの
2021年を共に旅するお気に入りの相棒は、もう手元にありますか?それともスマホ派ですか?デジタル社会の今、スケジュール管理もディスプレイ上で、という人も少なくありません。ただ紙の手帳は今も根強い人気を誇っています。その理由はなんでしょうか。
それは私たちに宿るクリエイティビティを育もうとする本能によるものなのかもしれません。そして私たちは無意識のどこかでデジタル化された情報が架空の又は一時的なものだと認識しているのかもしれません。オンラインで送られるグリーティングカードと手書きの年賀状の言葉の重みの違いをどこかで感じているように。
手帳の使い方を考えてみる
風の時代を颯爽と生き抜くツールには、五感を刺激し豊かな内面を育む紙の手帳がおすすめ。ステイホームの間に、自分らしい手帳とのつきあい方を探してみませんか?
まずこの一年のテーマを考える
まずはぼんやりでも何となくでもいいから今思い付く今年のテーマを考えてみましょう。お金の管理力アップ?家事力向上?体調管理?etc
スケジュール管理力をつける
目標や理想を求めるためには時間のゆとりが不可欠。スケジュール管理力を高めて、余白の時間を増やすために、予定の見える化やTODOLISTの使いこなしは必須。昨今話題のバレットジャーナル式を学んでみるのもひとつ。
バレットジャーナル公式サイト「入門ガイド」
http://bujo-seikatsu.com/2017/07/28/getting-started/
バレットジャーナルを始めよう!
https://thetruescents.com/bullet-journal/
テーマに関する情報を手帳で管理する
手帳業界大手のほぼ日手帳のHPなど、様々な媒体で手帳活用例を参考にすることができます。例えば毎日の献立を記録して、家事力・免疫力アップを目指すとか、季節毎のコーディネートをメモしてファッション力・断捨離力アップを図るなど。手帳=予定管理の枠を飛び越えて、自由にマイ情報を綴れば手帳は頼もしい相棒に。
手帳にプラスαの力を与える奥の手や書籍紹介は後編にて