Mammy's paper(マミーズペーパー)の「記事」

クリスマスツリーのこと

師走は幾つになっても忙しい。頭の中のToDoListが慌ただしく出入りするけれど、その中でも密かに楽しみなのはクリスマスの支度。
家々のエントランスにはリースが飾られ、戸建ての外壁は電飾を纏う姿もちらほら見かける頃、屋内でのメイン装飾といえばやはりツリーです。

 

 

 

 

元々クリスマスは誰もが知る通りキリストの生誕を祝うものですが、ドイツ生まれのクリスマスツリーにも同様に祝福の意が込められています。トップの星はベツレヘムの星、ベルはキリストの誕生を知らせた天使のベル、杖は羊飼いすなわちキリストを表す、といったように。
ヨーロッパではツリーに本物のモミの木を使用することが一般的ですが、針葉樹であるモミを使うということにも、永遠の命の象徴としての意味が込められています。ストーリーを知ればぐっとツリーの存在感が上がりますね。

本場のクリスマスの楽しみ方

 

 

 

 

 

 

 

 

クリスマスシーズンにヨーロッパを訪れるとその街全体の祝祭モードにさすがは本場と圧倒されます。12月に入ればデパートメントは一斉にオーナメントを陳列し、街頭には巨大なツリーがお目見え。家庭の中でも着々と準備が進みます。モミの木を選び、家々に代々伝わるオーナメントを少しずつ買い足したりしながら家族で飾り付け。

 

 

 

 

 

 

 

ツリーの他にも日本でも少しずつ名が知れてきたアドヴェントカレンダーは子供たちのクリスマスまでの毎日のお楽しみ。またドイツではクリスマスが来るまで少しずつシュトレンをスライスして食べるのがお約束。ヨーロッパの人たちは楽しみな日を待つのがとっても上手!

 

 

ところで日本でも近年はIKEAなどが毎年本物のモミの木を販売するようになりました。私たち日本人にとってクリスマスはただ娯楽的なイベントかもしれませんが、今年は本場のエッセンスを取り入れてクリスマスとアドヴェント期間をもっと濃厚に楽しんでみませんか?

 

 

後編は、本気で楽しむクリスマスに欠かせないツリーデコレーションの世界へ。

 

 

 

 

mayumi masuda
異文化にふれる事が魂の喜びであり、フィジカルには旅行、メンタルでは読書を通して異文化への探求心を満たすことが至福。世界の上陸国は20国以上。男子二児の母になってからは、子育てという新しい世界の旅路の途中。子供の幸せの元は母の幸せと信じ、世の中の女性たちが一瞬でもほころぶ文章を書くのが夢です。

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