Mammy's paper(マミーズペーパー)の「記事」

あなたの財産はなんですか?

先日、口コミで予約がすぐに埋まってしまうというメタトロンの先生が東海地方に上陸するとの噂を聞きつけ、早速とある岐阜の田舎町まで車を走らせました。メタトロンとは健康オタクの間では必須のヘルスバロメーター、波動測定器のこと。
初めてお会いするその先生は今までのメタトロンの先生方とは一風違うオーラを放つ、仙人風な佇まい。頭部に装置を取り付けてもらい早速くまなく全身を点検してもらうと、まずは肩甲骨が固いね?とのご指摘を頂く。私は肩こり症でとくに背中の肩甲骨辺りがいつも鉄板のようになってしまうのですが、背中に触れずにそれを見通されたことに驚いていると、重ねてご指摘が及んだのが腰の痛み。言うまでもなく私は腰痛持ちなのだけど、驚くのはそれに続いた腰痛の原因でした。
「あなた、お金と向き合ってこなかったね。
少なからず、お金に対して不満や不安を持っていませんか?」
スピリチュアルと片付ければ片付いてしまう話なのかもしれませんが、私はどこかでぎくりとしてしまったのです。そうかもしれない、と。それがどう腰痛とつながるのかはさておいて、先生は続けた。「あなたにとってお金ってなんですか?」
頭の中は?の波が漂う。お金とは何かを買うためのもので、、よって生活必需品?生きていくために欠かせないもので、、豊かな気持ちを味わうための財産?
先生は仰いました。今お金とは何か自分の中に答えがないということは、お金と向き合ってこなかった証拠だねと。そしてお金とは原価20円の紙切れであり、現在地では生きるために有効なツールであっても、その価値は環境によって常に変化していくもの。本当の財産はあなたの身体の中にあり、あなたの身体がいつでも出力できるもの、つまり知識である、と先生は仰ったのでした。

今、マナビの時間はありますか?

 

 

 

 

 

 

私には小学生の息子が二人います。彼らを見ていると小学生の一日は朝から晩までマナビと紐づいて流れていきます。毎日5時間授業をこなし、帰宅しても遊ぶためとはいえ、必死に宿題をし、なんなら寝る直前にも塾の課題に取り組んでいたりする。やる気があるかどうかは二の次として、一体一日何時間彼らの頭は回転し続けているのだろう?

 

 

 

 

 

 

約20年ほど前、大学を卒業して就職をしたとき、あぁこれでついに勉強やテストに追われる日々は終ったんだなと心のどこかでしみじみと解放されたのを覚えています。その後もちろん仕事をしていく上で勉強をしたこともありましたが、子育て真っ最中の今、ふと思ったのです。母となった私は毎日の献立を考えたり息子たちのスケジュール調整や家事全般にと頭は確かにフル回転していますが、その成長は確実に止まっている気がする。それは学ぶという脳のスペックが回転を止めたままだからではないのか?と。私はここ最近新しい知識をどれだけ習得したのだろう?
ところで人間の身体機能のピークは一説には20代前後とも30代前後ともいわれていますが、明らかにある地点から下降していきます。一方、脳の機能は新しい刺激を受けながら使い続けられている限り、成長し続けると言われているそうです。そう、ポイントは’使い続ける限り’。
私の脳の学ぶスペックは現在停止中が続いており、それはイコール脳の成長停止中または老化進行中であり、先生のお言葉を受け止めるのであれば、財産形成までも滞っているということになります。これはマズイ。

お金の使い途を辿るとわかること

思い返してみればお金への漠然とした不安があったのも、本物の財を蓄えていくために何もしていなかったからかもしれません。
財を蓄えるとは今の私にとっては少しでも多く貯金をして、少しでも居心地のよい巣作りをして、子供たちの未来に投資すること、でした。そもそも財を蓄えているという大そうな意識もなく、ただ世の中の流れに身を任せるようにしていただけでしたが。
「下着の扱い方はその人の雰囲気と一致する」以前こんまりさんこと近藤麻理恵さんがインスタグラムにこのような内容の投稿をされていて妙に心に残ったことがあります。実を言えば、子育てが始まって一番節約に回していたのが下着とか肌着とか基礎化粧品とか…つまり表には表れにくい見えないものにお金をかけなくなっていたのを思い出したのです。そしてこれはマナビといった自分への投資も然りで。
貯金をすれば銀行残高が増えていく。まるで脳内金庫の金銀が音をたててかさ増ししていくようなそんな上昇感と安心感を得られます。だけどお金はいつだって無くなったらの不安と背中合わせなもの。だから保険は常に家計のデフォルト。一方、見えないけれど本当は大切にしたいものにフォーカスできるようになったら、どんな心持ちが得られるのだろう。どんなに着飾っていてもその人のオーラをつくるのは、衣服のしごとではないように。・・・

後編はこちらから

mayumi masuda
異文化にふれる事が魂の喜びであり、フィジカルには旅行、メンタルでは読書を通して異文化への探求心を満たすことが至福。世界の上陸国は20国以上。男子二児の母になってからは、子育てという新しい世界の旅路の途中。子供の幸せの元は母の幸せと信じ、世の中の女性たちが一瞬でもほころぶ文章を書くのが夢です。

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