チョコレートって何者?
2月といえば愛とチョコレートの季節。街にはカラフルにバレンタインチョコが並び、デパートのショコラ展は不況知らず。世界の名だたるパティシエのチョコレートが一同に会するのは愛の贈り物をする人のみならずチョコ ラバーには垂涎のイベントです。
またパティシエにとってもこの2月はその手腕をプレゼンする重要な時季。パティシエとは別にショコラティエという資格がある位にチョコレートという素材は奥深く、彼らの闘志をかきたてる魅惑のマテリアルなのです。
ところでチョコレートとは一体何者でしたっけ?つい一年程前、チョコレートバー以前の姿を見たことのなかった私は初めてチョコの原型を目の当たりにしたのです。そう本物のカカオを。そういえばチョコレートは、植物でした。
食べて得するチョコレート
チョコレートといえば多くの人を虜にするため中毒性のあるやや危険な食べ物として取り上げられることも。ノーチョコノーライフな私も口にする幸福感にはどうしても罪悪感がセット。しかしながら自然に考えれば、植物であるカカオは悪者ではないはずです。
そもそもチョコレートはカカオ種子を発酵・焙煎したもの(カカオマス)を主原料とした発酵食品。実はカカオは古代神の食べ物と崇められ、中世ヨーロッパでは薬局で売られていたとか。その立役者には赤ワインの2倍以上含まれるポリフェノールも。抗酸化力が高く、腸内環境を整えるアンチエイジング食材で近年では精神・肉体を活性化することまで分かってきました。(*1)
ただしこれは本来のチョコレートの実力。現代のチョコレートの落とし穴は名ばかりチョコが蔓延していること。パッケージをよくみれば主原料が砂糖または植物油脂であるチョコがいかに多いかに気づきます。中にはカカオマスを使用していないチョコも。こんなゴーストチョコレートが汚名を作り上げているのかもしれません。
せっかくチョコを食べるなら美味しくて得するチョコレート、探しませんか?
参考サイト
*1 https://www.meiji.co.jp/chocohealthlife/news/research.html