Mammy's paper(マミーズペーパー)の「記事」

福を生む場所

緊急事態宣言が延長される中、私たちはこのステイホームという時間に否応なく慣れるしかないことを薄々と感じ始めています。でもこの時間にプラスの側面を見出すなら、もしかしたら外に多くの楽しみを見つけてきた私たち日本人にとって、内を豊かにする時間を神様が与えてくださっているのかもしれません。鬼は外、福は内と豆を撒いて始まった立春からの新しい一年はそんな福を増していくための場、内=家をせっせと耕していきたいと思います。

 

 

ヒュッゲについて

“ヒュッゲ”という言葉を聞いたことがあるでしょうか。これはデンマークの言葉で「ゆったりとした時間を過ごすこと」「くつろげる空間」といったような意味。言わずと知れた国民幸福度ランキングのトップ常連国であるデンマーク人が大切にするライフスタイルと言われています。ちなみにデンマークという国は日照時間が短く冬が半年近く続くあまり気候的に恵まれたとは言えない環境。必然的にステイホームの時間が長い彼らだからこそ心地良い巣作りのエキスパートであり、内側に幸せを育むことに長けているのかもしれません。

 

 

 

 

住空間に取り入れたい3つのアイデア

そんなヒュッゲな空間を眺めてみると浮かび上がるキーワードは“温もり”。ありふれた言葉だけど、彼らの住空間がたくさんの人を惹きつける秘密はこの温もりをどうやって演出するかというところにあります。このキーワード演出に欠かせないアイデアが、「自然」「色」「灯り」の取り入れ方。

 

 

出展:https://www.greeniche.jp

 

まずヒュッゲな空間作りのベースとなるのが「自然」です。窓から覗く緑、室内に置かれた緑など植物によってもたらされる「自然」と室内で肌を通して感じる「自然」、つまり壁や床、家具などの素材として用いられる木材の存在。彼らのインテリアは決して多くを主張せず、心地よく呼吸できるような五感との関わりを大切にしてデザインされます。

 

 

 

そしてイージーに聞こえて一筋縄ではいかないのがその「自然」を際立たせるための雑音のない空間作り。一番に取り組まなければならないのは収納の確保、または断捨離なのです。物の豊かさと幸福度の高さが比例しないという説は、新しいライフスタイルのヒントに。

 

 

出展:https://trunard.info

 

後編では「色」と「灯り」の取り入れ方について。

mayumi masuda
異文化にふれる事が魂の喜びであり、フィジカルには旅行、メンタルでは読書を通して異文化への探求心を満たすことが至福。世界の上陸国は20国以上。男子二児の母になってからは、子育てという新しい世界の旅路の途中。子供の幸せの元は母の幸せと信じ、世の中の女性たちが一瞬でもほころぶ文章を書くのが夢です。

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